「OFDMの仕組み」

という記事がインプレスのボロードバンドのページにあがっていて、何も仕組みが書いていないという、おもしろい記事だった。私が理解している訳ではないけどいろいろ指摘したら、まず、マルチパスについて補足が追加されたが、これまた突っ込みどころ満載で、OFDM以前だったら正しい説明であった。

マルチパス障害(複数の経路を通って信号が到達する関係で、時間的にずれた信号が同時に届く

これは、同じ信号が遅延して届くというのが普通の説明だと思う。
追加された部分

・シンボル期間が長く取れる関係で、時間軸での変動に強い

全体の説明が、マルチパスは害があるので、じゃまだ、という方向で説明されているが、実は、せっかく届いた信号、ちょうだいいたしますというのが、OFDMのレイク受信なんです。
つまり、遅延した同じ信号をレイク=熊手で集めるのです。それは、直交振幅変調【QAM】によって16とか64ビットを同時に送れるため、シンボル期間が長く取れる関係で、かき集められる。そうすれば、信号強度があがったことになる。