ローパスフィルタ

デジカメのCCDの前に光学ローパスフィルタが入っている。入れないとどうなるか。疑色が出る。
ずっと、CCDの配列の関係で疑色が発生するとばかり思っていたが、もしかしたら、原因はそうではないかも。
 CDのデジタル音源は、サンプリングの定理により、サンプリング周波数の上の帯域はカットしている。カットしないと、20kHz以下の帯域に折り返してくきて、結局ノイズ成分になってしまうから。
 CCDも、飛び飛びの配列になっているということは、量子化されているということだ。一つずつのCCDのフォトセンサに読み取られた光の強度がADCでデジタルデータになる。つまり、サンプリングの定理がここでも利いてくるので、可視光以上の上の部分はカットしておかないと、可視光の部分にノイズとして混ざってしまうことになる。それが疑色の正体か?
とすれば、オーバーサンプリングをすれば改善されるって。
 オーディオでオーバーサンプリングは、サンプリング周波数を上げているけど、CCDだと、要は細かくするということか。そりゃ、無理だよね。デルタ-シグマみたいな理屈でCCDをとらえると、どうなるんだろう。