ユーザーが不安なことをなぜわかろうとしないか

弊社日本ヒルズ・コルゲート株式会社の親会社であります、米国のヒルズ ペット ニュートリション インクは下記に示すような一部製品の製造をメニュー・フーズに委託しております。これまで、ヒルズ製品に関しましての問題発生の報告はございませんが、万全を期し自主的な回収に踏み切りました。

ユーザーは、まず、輸入品であることはわかっている。しかし、効能書きを見ると、しっかり開発し、しっかりと品質管理をし、もちろん、自社工場で製造されているものと思っている。
だから、メニュー・フーズに一部委託していたということは、ユーザーが自分のところで購入しているフードは、別の委託している会社で製造されているかが知りたくなる。
委託しているのであれば、早速、係員を派遣して、製造工程の見直しを図り、材料の管理をさらに厳密に行う、という体制を発表しないのか。
上記のアナウンスでは、よけいに不安を募らせるだけではないか。

弊社が日本国内で販売している取扱商品には、ニュートロ社がアメリカ国内でリコールしている対象商品はございません。今後ともご安心してお使いくださいますよう、お願い申し上げます。

 しかしながら、弊社が日本国内で正規取り扱いしているアイムスブランド、ユーカヌバブランド、ユーカヌバ・ベテリナリーダイエットのドライ、缶、パウチ、ビスケットの全てに関しては当該工場で製造されているものではなく、米国・カナダでの自主回収対象製品と同じ製品はございません。
 よって、弊社取り扱い製品は従来どおりご使用いただけますので、どうぞご安心ください。

 今後も弊社は犬と猫の健康と幸福に貢献することを第一に安全で安心できるペットフードをお届け致します。

「今後とも」「今後も」・・・普通に考えて、根本的な対策をしなかった会社がたどる運命は、日本人はよく知っているんだ。雪印しかり、不二家は、このアナウンスを書いたご本人でも、記憶に新しいと思うが。


 もちろん、このペットフードの回収の話題が日本の報道機関で取り上げられなければ、すぐに忘れられ、そして、また、繰り返されるだけだ。