インテルが変わる

ではなく、新しい戦略を推進する、と思う。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0402/ubiq183.htm
の記事の中で、CPUの占める金額の割合が大きい。実は、PCではもっと大きい。なので、ポータブル機器は、インテルのチップを使えない。インテルはそれでも殿様商売を続けられるからである。
ARMやPowerPCが組み込み機器で使われるのは、安くて、消費電力が少ないから。
でもAppleTVは、あえて、MacOSXをつんできた。もちろん、Appleのなかでは、携帯を含めて、MacOSXベースにするほうが、戦略的に楽。携帯は、CPUがインテルでないのはしょうがない。どうがんばってもPentiumシリーズは乗らない(えっ、乗ってるって?)。
ARM11のように、使われていないメモリブロックをスリープするなど、Pentiumアーキテクチャではひっくり返っても考えてこなかったことだから。
そして、価格。
CPUは、演算ユニットと、面積の大きいキャッシュから構成される。だから、不良が出る確率からいって、メモリのブロックの良品はそれなりに比率が少ない。で、普通は、だめなメモリブロックがあれば、不良品となる。でも、賢い人がいて、メモリブロックを4つ積んで、2つまでだめでも、メモリ半分もあるよというのをセレロンという名称をつけて売るのである。ごみが1万円に化けてしまうのである。
このセレロンより、安い価格のモバイル用CPU+チップセットを出そうとしているのだ。
ARMは携帯の市場を手のものにした。パソコンの雄であるPentiumは、ポータブル機器、特にホームエレクトロニクスに、食い込むのだろうか。ARMは高速化を武器にその分野に食い込むべく戦略を練っているに違いない。
このCPUは世代が2つの古い。つまり、テストを大幅に省略できるから、90nmで製造しても、十分安くできるはず。。というか、それは、購入者に対するアピールであって、パソコン用CPUとの差別化を図るための理由でしかない。


とはいえ、要は、小型で、液晶の面積が大きく、通信ができ、音声会話ができるガジェットを作ってほしいから、こんなことを書いているだけなんだけど。
DELLはすでにあるものを安く作ることしかできない。でも、Appleは、新しい市場を作り出すことができる。期待してしまうなー。