スタンダード

昔,ヨーロッパの発言が強かった時代,標準はヨーロッパで決めていた。いまでも、JIS規格は,日本でちゃんと決めれないし,どうせヨーロッパに輸出するのはそこの規格に合わせるのがいいと,とても日本人らしい発想で,ヨーロッパの規格をスライドさせてJISにしている。
通信の世界も例外でなく、2400ボーのモデムの時代まではそうであった。しかし、アメリカのヘイズが高速モデムを作って,それが,なし崩し的に標準になっていくようになり,ITUの規格は,それを追随しなくてはならなくなった。
CDは、もちろん,ソニーの作った規格である。MP3は、MPEG1の音声部分だけを利用している音の圧縮の規格。
企業の作った規格は、標準化に載せるようにするのが普通。高画質ビデオの規格は,最後までマイクロソフトappleが争い,投票の結果,QuickTimeH.264が選ばれた。Windowsのwmvは残らなかったので,標準の規格ではない。
なのに、日本では、日本的発想で,wmaWindows Media オーディオ)、wmv(Windows Media ビデオ)である。世の中どうしてスタンダードがあるのか,わかっていないのが日本である。
高音質のダウンロードできるオンキョーのサイトでも,しかり。
ほんとうに良いと思う規格なら,パソコンでも使えるようにしてほしい。VAIOでしか再生できなかったDSDディスク
HDV動画のスタンダード・フォーマットであるMPEG4(H.264)は、Windows Media Playerでは再生できない