LEDバックライトは水銀よりましか

水銀は、蛍光灯に使われている。ヨーロッパの人は,どうしても使わざる得ないのは使ってもいいけど,代替ものができたら,さっさと変えろといっている。
なので、鉛の入っていない,怪しげなはんだが使われるようになった。
金持ちの多い,欧米では,蛍光灯が,雑貨屋さんで売っていない,つまり、需要がないので,売れないのだけど,日本人は,白熱球の色を模した蛍光灯まで作る徹底した蛍光灯派。
日本のトヨタの最高級車に初めて,LEDのヘッドライトが装備されたのは,今年のエポックメイキングな出来事だ。あと、数年で,高級車には,装備され始めるだろう。
apple社は、ノートパソコンに,LEDバックライトを実装した。
ほとんどの機種は,冷陰極管が使われている。蛍光灯と違って,細い。まったく,原理は同じ。ナノで,この冷陰極管の寿命が,液晶パネルの寿命でもある。
LEDは、赤色,緑色,そして青色が作られた。青色は,黄色の蛍光石とあわせて、白色のLEDとして販売されているが,太陽の白色のような,スペクトラムをもっていない。
赤色は,ガリウム-ヒ素の化合物である。
ヒ素!である。水銀は,安定な金属だとわたしは思っている。劣化ウランと同じかもしれない。
でも、ヒ素!砒素!である。危険な物質だと,わたしは,感覚的に思ってしまうが、世の中はどうであるのか,知りたい!
apple社が、ほんとうに、世界のことを考えているなら,250nmの蛍光領域のLED、これは、青色と同じくガリウム-窒素でできているを使って,3色蛍光石によるバックライトを採用するはずだ。これを作っているのは,日本の鳴門にある,十数人の小さな企業だが。ま、戦前からある、やかんに使われたアルマイト(商標ではあるが)を,陽極酸化処理と呼ぶあたりは、さもありなん。