世の中は,デジタル

といっても、接続がアナログであることが大半だから,全部をデジタルにするというのは,現実的には難しい。
CDプレーヤの光もしくは同軸の出力は,16ビットから24ビット,96kHzや192kHzがあり得る。
そういう入力を持つものに,APOGEE Technology社のDDX-8001、Ti社のがある。TIのは、まだ製品が世の中に出ていない。
DDX-8001を積んだアンプに,RDA02がある。DDX-8001には、ADCのCS5340が使われ,I2S出力をつないでいる。ここに、AES/EBUの入力を持てば,デジタル入力のデジタル・アンプになる訳だが,そういう製品になっていない。せっかく,ディジタルボリュームも内蔵しているというのに。
市販の安いデジタルアンプに,Panasonic SA-XR70、SA-XR55、SU-XR57、SU-XR700があって、AES/EBUの規格に沿っているようだ。内部の写真を見ると,なんとひ弱な電源と思うのは,趣味の問題か。でも、使い方がわからない。


マルチアンプと言ったとき,ドルビーの5.1チャンネルのような,複数のスピーカーにサラウンドを目的とした方法と,2チャンネルのステレオを,1チャンネルに,3つとか4つのスピーカーを割り当てる方法があり,大半はアナログ方式だった。周波数を分割するチャンネルデバイダーはデジタル方式はあっても,入力は,アナログおよびデジタル,出力はアナログが大半。安いDCX2496では、入力はAES/EBUを持っているが,なぜか、出力はDACを通して出している。この当時,マルチパワーアンプにAES/EBUタイプがなかったせいなのか? いや、今でもないのかな?

// 探すと製品はある。MIMESIS30ME。手が出せないけど,量産すれば,これは安く作れるが。

これしかないのか?