D級アンプ その後

4枚の基板が完成した。それまで取り付けていたアルミ板の穴あけをやり直して,まずダブルウーファー用をくみ上げた。
入力切り替えとボリュームを入れた箱を作った。これでテストがしやすくなる。
D級アンプは、電源電圧をON/OFFするから、電源の安定度はとても重要になる。今回使っているトランパスTA2020-20は約800kHzでスイッチングするし,何らかのフィードバックがかかっているので,スイッチング電源から見れば,常に負荷がかかった状態なので,電源電圧は急激には変化しないような気がする。
ウーファー用は,一番安い,イーターのBSEシリーズBSE12SA-Uを2つ使った。入手性から150Wである。秋葉原にはそれ以上は店頭在庫として見かけない。アンプのスペック上は50Wで十分だけど,余裕はすべてに対してよい方向に結果が出ると思っているから。
ミドルウーファー用には、同じくイーターのERE12SA。これも150W。センス用の端子がついていて,11200円と倍の価格。
そして中高音ホーン用には、まだ購入していないが,NHD12SX-Uを購入しようと思っている。何しろこのクラスになると,テスト結果が掲載されている。つまり,ノイズや電圧変動を規定しているので,安価なレギュレータより,きっと性能がよいだろうと素人判断をする。100Wなので、14910円とそれほど高価ではないが,秋葉原では見つからなかった。8.5A(Peak15A) というスペックから、負荷変動に対してほかのモデルよりレスポンスがいいのかもしれない。
PWMの周波数との兼ね合いもあるが,スイッチング電源の負荷変動の特性は、誰か詳細に調べると面白いかもしれない。もちろん、ICのVDD端子の近くでどういうコンデンサを配置するかで,また、電源変動の度合いはまるっきり違ってくるとも思うけど。
最近のマザーボードのCPU回りにコンデンサがいっぱいついているが,Pentiumの電流変化は300A/μsecとすさまじい値だそうだ。電源ユニットから長々とケーブルで5Vを供給し,CPUのすぐ横で降圧型DC-DCコンバータで必要な低い電圧を供給するといっても,スペースの問題で,コンデンサとうまく折り合いをつけないといけないらしい。