ふと思ったのだが、学校で習う化学反応というのは、ニュートン力学と同じレベルなのだろうか。

 ニュートンの今月号は光合成光合成の推移をメインに解説している。反応の時間的要素とかはまったく無視しているが、わかりやすい。
 まるで、MEMSの世界のような解説の仕方だ。つまり、化学反応というより、ナノマシンが電子を運び、軸をまわし熱を発生させる。
 ここで、ふと思った。単位が非常に小さい。なので、通常の化学反応がそのまま適用できるものなのか。だって、電子の動きは、確率的に、その位置にあるという扱いが、ナノメータの世界で、そのまま適用できるのだろうか。


 水を電気分解すると水素と酸素が出てくる。これがニュートン力学レベルだとみなさす。そうすると、現代の力学の扱うレベルで言うと、電気分解は果たして、どういう反応を外部からどういうエネルギーを加えて行うと解釈すればいいのだろうか。ナノレベルの話であれば、電気分解の電気を加えるのは、自然界で言うカミナリのような強烈なショックを与えているのに等しいのかもしれない。

 葉緑素の真ん中にはマンガンがいる。触媒として鉄が必要なことは知っていたが、ニュートンを読んでいると、光合成には銅も必要だそうだ。人が、金属といっているものは、イオンのレベルで考えれば、特別なものでないのに、特別視するのはなぜだろうか。