LINNのDSシステム

パソコンで音楽を鳴らすのと何が違うのかが、いまひとつわかっていない。
(1) 音源を作る
PC:iTunesAppleロスレス・エンコーダでオーディオCDの読み込み時にエラー訂正を使用するにチェックを入れてリッピング
LINN:お勧めのリッピングソフトで、ロスレスであるFLACフォーマットなどにリッピングする。
 もしくは、ダウンロードサービスで楽曲を購入。
(2) 音源を保存する
PC:PCのハードディスクもしくはNAS
LINN:NAS
(3) NASから再生機への経路
PC:ハブと100/1000BASE-T
LINN:ハブと100/1000BASE-T
(4) NASとのデータのやり取り
PC:ファイルサーバーとしてのアクセス。Windowsもしくはsambaなので、TCP/IP over NETBEUI
   NASに対してDLNAクライアントの場合は何になるのだろうか分からない。
LINN:DLNAのクライアント。
 DLNAのメディアトランスポートはなんとhttpだ!つまりWebサーバーとクライアントの通信と同じということ? その上はuPnPというのはいたって一般的。
つまり、ここまではTCP/IPの通信であるから、再生機には、正しい楽曲のデータが正しく届いているということ。TCP通信プロトコルでは、エラーが起これば再送を要求し、それがとても速いスピードで送られてくるので、

(5) 再生経路
PC:S/PDIFもしくは同軸出力、もしくはUSB経由S/PDIFもしくは同軸出力またはRCAプラグへの2chのオーディオ出力。
LINN:RCAプラグへの2chのオーディオ出力。
 違うのはここの部分。S/PDIFもしくは同軸出力およぶ音データを送るUSBでは、デジタルデータはシリアルに送られエラー訂正はない。したがって、ジッター、ノイズ、そのほかの原因で、1と0が変わってしまえば、おかしなデータが送られる可能性が高い。しかし、バイフェーズ変調で送られているので、1/0の変動は平均化されているので、受け取ったところで、読み取りをミスるということは少ないような気がする。
たぶんいったんI2Sフォーマットに直し、D-Aコンバータに入るが、ここが音質に最も影響が大きいのは今までとおり。


(a) CDをかけるよりリッピングされたデータを再生するほうが音がよい。これは多くの人が納得している話らしい。
(b) D-Aコンバータに入るまでは、PCもLINNも同じデータが来ている可能性が高い。
(c) LINN-DSシステムは、再生時にパソコンを使わなくてよいという点だけが音楽を聴く上でのメリットになる。
(d) したがって、音質はD-Aコンバータ周りに相変わらず依存する。


(i) LINN-DSはスイッチング電源を使用している。
(ii) LINNはいったんアナログに直して、アンプに入れている。
(iii) では、S/PDIFもしくは同軸出力をI2Sに変換し、そのままDSPにほり込み、ボリュームコントロールおよびイコライジングをデジタル演算で行ったあと、PWM駆動パルス出力し、D級アンプでスピーカを駆動すると、アナログは途中に存在しないでよい。
(iv) 液晶テレビは、すでにそうなっているものもあるらしい。つまり、ピュアオーディオより安価なシステムが必要な用途では実用化されている。


しょうじさやかって、いさぎよい弾き方をする。すごいね。


(α) CDは16ビット 44.1kHz
(β) ダウンロードサービスで楽曲を購入するのであれば、CDの束縛から解き放たれる
(γ) スタジオでは、24ビット 96kHzでマスターが保存されているらしい。
(δ) USB経由でそのデータを受け取ったり光に送り出すことができる。実は大きな疑問があるが。
(ε) すでにそのフォーマットでダウンロードサービスが行われている。


 2008年も終わろうとしています。2009年もよろしくお願いします。