最近CDを買うようになったのは、マルチアンプ マルチスピーカーシステムがバランス良く鳴るようになったから。
アンプとスピーカーが限られた帯域だけを担当するということは、いままで、それぞれが無理をしていたんだなーと感じる。
低音を出さないといけないのに無理して高音も出さないといけない。人が作るもので、そんなに広い音域をカバーできないって。
アンプだって、必ず発生するひずみと出すべき音域の増幅とが複雑に絡み合って、それはそれは大変だろうと思う。ここだけでいいよーって、自分の受け持つ帯域だけを増幅すればよいし、そうでない帯域のひずみは入ってこない。
なんだかみんな解放されたっていう音を出してくれる。


しかし、そこまでは昔から分かっていたことと思うし、たくさんの人が実践してきた。
で、その次のステップできなかった。
どういうことかというと、音源によって、怨霊もとえ音量によって、その帯域の調整やマルチアンプのボリューム、果てはイコライジングを適切に変えないと、心地よさのために、調整をしてばっかりになってしまう。人はそこで疲れてしまう。
だったら、コンピュータがあるじゃないか、という発想は偶然ではなく必然。
まず、マイクを使ってその音場補正を自動で調整する。その後、聞く人の感性に合わせて補正を可能にする。その補正を保存し、必要な音楽に合わせて呼び出す。
 DG-48はそういう流れで開発されたのだろうか。http://www.accuphase.co.jp/model/dg-48.html


でも、発展途上のスペックに見える。
どちらかというと、カメラのほうが合理的だ。
その状況に合わせて膨大な適用例からなるべく破綻のない条件を選んでくれるPモード。それが嫌なら、自分で自由に、シャッタースピード、絞り、ISO感度を変えてくださいって。
一歩進んで、すべてマニュアルは大変ですから、どこかのパラメータを固定して、深度を少しとって撮りたいと設定にしたときは、ISOは自動で調整してあげますって、カメラってすごい!  ただCCDのダイナミックレンジというスペックが追い付いていないという問題は抱えているが、どんどん理想に近付いている。