ちゃんと作っているだけ

どうして音楽を再生するときに情報が途中で欠落するのだろうか。
その音を作る装置は、プロ用機材と呼ばれ、回路的には極めてオーソドックス。
オーソドックスだからこそ、回路と部品は、手抜きをしていない。手抜きというのは、コストダウンに伴って、さまざまな安い部品を使うことの積み上げになっているのではないか。
設計目標にあと0.5dB足りないから、トランスを巻き直す。
W444の回路を見ても、ライントランスのNF用の巻き線を使っている。素子だけのひずみは十分低いオペアンプを使っているが、出力トランスを含めてNFをかけてひずみを下げている設計。回路にトランスを追加しただけではない。
そのブロックだけのひずみの問題と、2つの装置をつないだ時のことも重要。
実装も重要。ひとつはノイズを伝えないこと、もうひとつは十分に低いインピーダンスの電源。
そこまでできたら、後は素子自体の選択の要素が入ってくるに違いない。
で、私はどうしたいかというと、毎日勉強。するしかない。シミュレータにしても、実際に使ってみて、そのノウハウをもとに、シミュレートするという繰り返しが必要。だと思う。