リードを持つものに集中させる

という意味では、タバサは常にアイコンタクトができているので、OKとばかり思っていたら、そのままでは意味がなく、リードを持つものがそれに答えないと、意味をなさなく、やめてしまうことになるのだそうだ。なので、見上げるたびに声をかけ、ほほをなでるようにした。
そうやっていると散歩の距離が稼げないけど、続けてみようと思う。いまでも、リードは緩んでいるし、人の方向転換にも素早くついてくる。が、散歩の後半は、ずんずん、自分で家の方向へ引っ張って歩く。ここで、方向転換をし、リードを手で引っ張るのではなく、逆方向へ体の体重をのせる。そこで、方向を変えたタバサがくると、その途中でほめる。それを何度か繰り返すと、引っぱりが少なくなる。
どういう状況でもひっぱりがなくなって、名前を呼ぶと反応するという状況ができ、名前を呼べば尻尾を振るという形が普通になれば、リングの中で固まってしまい、しっぽが垂れるという状況を克服できる可能性がある。もちろん、リードを引く人間がリラックスすることが一番大切なんだけど。
 アイは、つけ、あとへ、まて、のコマンドを理解するし、ほとんど実行する。だけど、アイコンタクトはしない。名前を呼ぶときにアイコンタクトしてほしいのだけど、ずっと、名前を呼ぶときはしかるときが多かったことをおもえば、いままでのやり方が間違っていたのだと反省している。
 ショーリードで練習しているときは、常にゆるんだ状態で、うまくコントロールできることが多いのだけど、リングに立つとリードを引っ張っている自分がいる。
イベントの翌日、日高さんから、
>とても熱心に講習会を受けていましたね。
ていうメールをいただいた。
 講師として麻生さんがこられていて、事務方のテントの前でながいあいだいろいろなしつけを含めてお話を女房と聞いてたから?。麻生さんからはいろいろな状況に合わせた処方箋がでてくるので、いくつも反省すべき点が出てきたし、テンションの低いタバサの対応方法も一筋の光が見えてきた。ほんとうに有意義だったので、今度はアイを直接指導を受けに山中湖に出かけたいともおもった。
それに、一度聞いてその多くを理解できている訳ではない。麻生さんも、お話をしている中で、本を二度三度よむと、違うことが書いてあることに気づくでしょうとい話をされていたが、そのとおりだ。自分の解釈や理解度に合わせて、本が語る内容が変わっていく。