ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ

おいしかった。ランチ。女房と二人で8000円ほど。ひさしぶりに贅沢した感じ。
9:30に出発予定だったが,無料駐車場に車を止めてキャンパスの駅に入ったときには,既に10時をまわっていた。
北千住からは乃木坂まで1本。西口からは美術館まで直結しているので,雨にぬれないというか,今日は蒸し暑かったので,雲が出ていたとはいえ,横も上もガラスでは直射日光は暑すぎる。
入り口の座りやすそうなイスにもたれ,まだおなかもすいていないけど,とぐだぐだしながら,並ぶのもいやだからと2階へエスカレータで上がる。3階にレストランが見えているが,エスカレータが見つからないので,エレベータで上のボタンを押して待つが,その辺りをうろうろしたおばさんたちが,そこを押すのね,なんて言う会話をしている。
レストランの入り口で,前の客に,すでに1800円のランチは終わっておりますというのお小耳に挟みながら,中へ案内される。わたしの後,数組で満杯になったようだ。
フランスの発酵バターはいかがですかと言われ,断ったら,パンだけが出てきた。そういうものか。
わたしは、シャンパンをたのんだ。口当たりはさわやかで,特に特徴のない、けど程よいアルコール。
女房はサラダ。パルマの生ハム、アボガド、なんだろうゴーダチーズか。葉っぱは何かわからないが,程よいドレッシング。
わたしは本日のスープ。グリーンピース?の冷製スープ。生クリームとのバランスが素敵。
わたしのメインディッシュは+500円のガンバス海老のポワレ リゾット ソース アメリケーヌ。頭はとってしまったが,どうも海老の頭のミソまですい尽くすべきだったかもしれない。海老らしい香りとちょっとゆで過ぎかもしれなく堅い身。フランス料理ってソースだよね。
女房は牛肉。ほとんど精進料理の味付けに近い薄味。とろけるような牛肉はそれなりに臭く,胡椒がアクセント。妙に細身の人参が印象的。
デザートが秀逸。女房はワッフルだが,全然こってりじゃない生クリームのホイップ,今まだ口にしたことのないチョコレート,限りなく酸っぱいリンゴジャムがすごく個性的。
わたしは”ムッシュ・ポールボキューズ”のクレーム・ブリュレ。スプーンをくっっと押しつけるとパリパリのキャラメルが割れ、中のトローリとしたクリームに落ち込むのをスプーンですくって口に運ぶ。来てよかったー!と思った瞬間です。
最後のコーヒーは,個性豊かか香り。へんに落ち着いたブレンドっぽくなかった。
日本にいて,おいしい牛肉と海老を堪能するのに数万円はらわなくちゃいけない現実を考えれば,良いお店だと思う。もっとも、隠れ家的おいしいお店を見つけるほど投資をしていないサラリーマンにとってという前提。
もちろん、本日は彫刻の鑑賞にでかけたのですが。
たとえば、バラ園の中にこういうお店があれば,今の日本,グッドだと思うのだけどね。そう、周りを見ると年寄りばかり。