iTunesのCDリッピング

AACロスレスというのか、可逆圧縮モードで、つまり、圧縮するのだけど、解凍すれば、元のデータに戻るという意味と思う。つまり、普通にLZHやZIPと同じ。でもバッチとストリーミングの違いがあるのか。
リッピングのオプションにエラーがあれば、再度読み直すというチェックボックスがある。これって、バージョンによって、存在するタブがころころ変わっているような気がする。
このまえ、リッピングをしていると、最初、4xというなんとういうか、とんでもなく遅いスピードでリッピングを始めた。普通は25xとかが多いドライブなんだけど。このドライブのスピードを自動的に落とすというのは、検索しても、あまり見つからないようなので、最近の機能なのかな?わからないことが最近多い。
圧縮フォーマットを論じるとき、圧縮率やデコードのスピードなどがポイントとなっていた。それは、入れ物が有限だから。
でも、ハードディスクの容量は無限になりつつあるし、よい音で聞きたいとなれば、よい音のストリーミングデータのフォーマットは何がよいかという論点で考えていかなくてはならない。
通常のファイルなら、NTはもともとディスクを圧縮状態で保存し、読み出すときに解凍するというのを普通に使えた。
音楽データの問題点は少しシビアなのかもしれない。iPodなどでは、解凍するとき、CPUの稼働率が上がると、アースの電位をふらし、結果的にアナログの電圧に対して影響を与えてしまうのではないかという話。
NASにデータをおいてTCP/IPで持ってくるならば、持ってきて、アプリケーション層のファイルに戻すときのCPUの負荷によって、その再生機のアースレベルが動かないくらいの設計になっていれば、音への影響は最小限にできる。
LINNのDSシステムは、組み込みLinuxマシンと各種ファイル形式のデコードソフトが乗っているだけと考えられる。電源はスイッチング電源だし、組み込み用パソコンと同じであるわけだ。
読みだして解凍したデータをDACでアナログに変換するのだから、音は、解凍時の電源やアース周りの不安定要素をできるだけ少なくし、DAC周りのよりよい設計という点だけがキーポイントになるように思う。これが、きっと難しいだろうけど。
むづかしいなら、DACをやめてしまえばいいのだという発想にはならないのだろうか。
LINNはやっと組み込み用のLinuxマシンを作りこむことができた時点で限界かも。
話をもどして、NASから読みだしてきた音楽圧縮ストリームデータを同軸もしくはSPDIFの光データに流すのは、問題が起きる場所はないような気がする。ネットワークから持ってくるまでは、完全なデータである。そこから光データに変換するところも問題が入り込まないような気がする。
光データの伝送は、誤り符号もなく単純な垂れ流しなので、ノイズの影響はある。ノイズで1と0が化ければ、そしてそれがMSBかUSB付近であれば、大きな音がしてしまいそうだけど、そういう話は聞かない。音が悪くなるという話はよく聞く。どうしてだ。データのサンプリングは確実に行えるだけの技術は確立しているように思えるけど。
そのデータはレート変換機を通してI2Sに変換し、デジタルボリュームやDSPを使ったイコライジング機能で演算される。ビット落ちがなければ、音としては悪くならないと思うのだが、この部分は、だれか民生機器で遊んでいるのだろうか。業務用なら、特定の周波数のノイズだけを取り去るなど、活用されているに違いない。
でも、ビット落ちがないぐらいの演算って、DSPにたけた人が世の中にそんなに多いのだろうか。数学的に、誤差が少ないとか、120dB以下しか影響がないとか、それが音に何も影響がないなんて、デジタル部分で保証ができるほど、世の中、DSPは使いこなされているようには思えない。