Leica M9

は35mmフルサイズのモデルのようだ。これで広角のレンズが十分生かせる。でも、M8よりは少しは安くなるようだけど、退職金でももらわないと買える価格ではない。
退職金をもらうころにはM12ぐらいになっているかもね。
CMOSキヤノン製だという噂がある。フルサイズは、ソニーキヤノンしか最先端のCMOSを作っていないのだから、どっちかなわけだけど。ソニーはあらゆる会社にCCD/CMOSを売っている。特機事業部は、ソニーの独立した部隊だった。キヤノンは、開発費を回収できないぐらい、CMOSの競争から抜け出せなくなっている。昔はLマウントのレンズを作っていたことのあるキヤノンだが、Mマウントレンズは競合しない!なら、売っちゃえ、という経営判断か。
やっとフィルムカメラに追いついた。と思っていると、あれよあれよといううちに、とんでもないカメラができてしまうに違いない。
この10年の間、こうやりたい!と思えば、それが実現できてしまうはず!
カメラはこういうものだ!と自分で縛っていては、何も変革は起きない。
今、を切り取る道具であるとさえ割り切ればよいはず。


たとえば、1眼レフとコンパクトデジカメの大きな違いが、背景がぼけるかそうでないか。カシオのあの高速カメラはすごいが、背景がぼけないので、フリスビー犬は背景にうずもれてしまう。
だったら、背景を強制的にぼかせばいいじゃないかという発想が出てきて、それを実現し始めたカメラが出てきた。
リコーのCX1は、ダイナミックレンジが足りないのなら、2度、露出を変えて撮ったものを合成すればいいじゃないかと考えた。フジもボケた画像とピントの合った画像を合成した。でも、どちらも、2枚の画像のタイムラグを克服していない。カシオの技術が必要だ。


不安な材料がある。それは、微細化プロセス。もう日本の半導体製造装置への投資は新規にできないぐらい疲弊している。回収できないから、古いプロセスを使わざるを得ない。最新は台湾にある工場とインテルだけだ。

戦後、アメリカとソ連は、ドイツから技術者を連れさったという。カメラでいえば、設計者はアメリカに、設計図はソ連に渡ったらしい(ウソ)。
いまライカのデジカメは、松下の技術なしでは成り立たなくなっている。
電子回路、CMOSもしかり。
でも、日本は、今年中に中国に抜かれてしまう。


話は変わって。Pentax買収したHOYAは、カメラを捨てたくってたまらないらしい。なら、コシナが買えばいい。という暴言を吐いてしまったって、実現するわけはない、と思う。