E-5

オリンパスの最上位機種が来週早々に発表されるらしい。
結局のところ、撮像素子を開発している松下が、ノーマルな撮像素子の開発をやめたのを受けて、現状のを使う形でリリースさせるということなんだろうか。では、次の撮像素子とはどういうものなんだろうか。
α55は、ハーフミラーを取り付けることで、1眼レフの位相差検出方式を取れるので、秒10枚というスペックが得られた。それは、ミラーアップというメカが排除できたおかげとも考えられる。
コントラスト方式は、現状の撮像素子を使う限り、高速なピント合わせはできない。なので、撮像素子に、ピント合わせのための特別な素子を埋め込むという特許が出されている。つまり、新しい撮像素子を作らないと、パナソニックオリンパスの未来はないのだ。たぶん、それの開発はすんでいるが、その後処理、つまり、順次フォトセルからの読み出しをつかさどるアナログ部分、そして、パイプラインで処理を行うでデジタル処理の部分は、キヤノンソニーのnuCORE陣営と違って、松下はオリジナルなので、とびきりの数学者が必要となってくる。

 もちろん、これは何の根拠のない妄想だけど。

ソニーのNEXシリーズだって、同じ問題を抱えている。もしニコンがミラーレスをだすとすれば、撮像素子はソニーから調達するとなれば、ソニーコントラスト方式を高速化する新しい撮像素子を開発しているといえる。それができれば、将来、コンパクトデジカメのAFのスピードも改善されることになる。
しかし、nuCOREは3年ほど前に中国に売却された。たぶん権利関係を維持しているだけかもしれない。ということは、その新しいコントラスト方式の撮像素子に対する処理は、自社開発しなくてはならない。しかし、人材がいない。
いるかもしれな、入社以来ずっとなにも成果をだしていない、数学者。。。

実は、α55の発表当時、いろいろな記事にキヤノンのEOS RT および EOS-1N RSが出てこなかった。キヤノンはハーフミラー関連はすでに1989年に開発している。
本来、最初にミラーレス1眼にリーチしていていいのは、キヤノンであったはず。
なぜか、噂さえ出てこない。


 フォトキナ(9/21-)で、パナソニックがその技術発表を行うかもしれない。そうすれば、デジカメも新しい時代に入る。
その時に発表される有効素子数1600万画素の新しい撮像素子を搭載したGH2は、新しいコントラスト方式に対応はしているが、デジタル処理部のプログラムが間に合っていないため、その能力を温存したまま製品化されるのだろうか。間に合っていれば、E-5が古い撮像素子を使うはずがない。
そして、そのデジタル処理部はFPGAと同様に、初期プログラムをロードするタイプであれば、半年先に、飛躍的にAF速度更新というファームウェアのアップデートがあるという流れになるかもしれない。

 相変わらず妄想ばかり。