8417 RCA
RCAはOEMが多いので、どこのものかはわからないらしい。
特に8417という真空管全盛時代を通り越し、末期に近い頃に設計されたため、RCAでは作っていなかったかもしれないが、別に何も問題はない。
GEのは構造上避けるべきという助言をもらった。
採用した会社はそこそこあったらしい。
- DUKANE 1A775
- Bogen MO-100-A
- BOGEN MX60A
- FIsher SA-1000
- QuickSilver
オーディオ用だけでなく、学校などの放送設備にも採用されている。このほかにもギターアンプにも使われていたらしい。
なにが特徴かといえば、もちろん人によっては最後の電力管といわれるぐらい特性が良いのに加え、300Bや2A3のバイアスが60Vぐらいに比べ、15V程度だということ。といわれても分かっていなかったが、つまり、ドライブ段の設計がとても楽なのだ。楽ということはそのままひずみが少ないことにつながり、電力段もひずみが少ないから、真空管のアンプの中では特別なはず。でも、まったく有名になっていないのは、ある意味ラッキーである。