年末年始から何回目の模様替えなんだろうか。

結局のところ、テレビがスピーカーの前にあるというのは、よくないので、取り去ってしまった。
試作している真空管アンプは一球シングルゆえに、位相とか敏感に反映する。600Bの音が濁るのは逆相だというのが分かった。300Bのアンプだとそれでもならしてはいたのだけど、試作のアンプでは気持ちが悪くなったので、おかしいのに気がついた。
もちろん3000円ほどの出力トランスで15インチが駆動できるはずものないが、515S2バスレフはそれらしい低音は出る。一回り大きめの3600円のトランスを買いに行ったら、その値段はオーディオ用でないと店主はのたまう。それはもっともかもしれないが、ということで悩みは増えた。
みんなそんなに低音がしっかり出ているの?
54B57は300Hzあたりから下がり始める。
6607Sは70Hzくらいから下がり始めるが、店主いわく、20Hzじゃ１Wでないよ。まー20Hzは出なくてもいいけど、40Hzはフルパワーでてほしいと思う。そうすると2万円ほどのトランスが必要なように思う。
1個5万円のトランスだと、物量的にコアが大量に使ってあるので、特性グラフ上低音は出ている。
問題は、5万円のトランスに何種類もあること。決め打ちができないこと。

レコードを聴いてみるが、ちょっと不自然。そういえば、片チャンネルだけに出力トランスを入れてモノのレコードで聴き比べをしていたんだ。トランスのないイコライザに取り換えると、ボーカルがくっきりセンターに立つようになった。

With Clifford Brown [12 inch Analog]

515S2だと唇の濡れぐらいまでわかってしまう。いいすぎだけど。