ベリーベリーユースフル プロトコル

某PC用インターフェースの電流容量は最大500mAである。しかし、炬燵とか、扇風機とかを動かすために、それでは足りない。足りないから電流を流そうとすると、もともと流れないのなら、元は発熱し、限界をこえるとXXXとなる。
なら、もうちょっと親切にしようと、1A引いてみて、電圧があんまり下がらないというのを確認したら、じゃーもっと、じゃーもっと、2A電流ー取れたぜ、ラッキー、というずるがしこいプロトコルを組み込んだ機器が世の中に何千万台と出荷されてるそうだ。


家庭の電気は30Aとか50Aの契約をやっていて、それを超えるとメインブレーカーが落ちる。落ちないようにしたら、契約違反だ。
エアコンを3台付けた夕方、電子レンジと電気炊飯器を同時に使おうとすると、人は経験から、エアコンを1台消して、電子レンジを5分使い、またエアコンの電源を入れに行くようになる。
たったこれだけの単純な、全体消費電力を平準化するプロトコルを人が実施している。
自動化できる? できるだろう。CEマークや〒マークをとっているiPhoneで実現している小細工ぐらいネ。
そうすると、平均消費電力を20%落とし、ほとんどの電気製品を使いながら、ピークカットができるんだ。ちょっとだけ、一部の電気製品を止めるとか20%回転数を落とすとか、半分ヒータををカットするとか、というちっと我慢するという細工をするだけで。たとえばエアコンが、その仕事を10分しなくたって、10分後に動き出せば、生活に困ることは起きない。
どうして、誰も、その今、日本に役立つ、そして、その役立つプロトコルを日本家電基準として世界に輸出する、という。。。
ということを最近聞いた。
野田総理のブレーンさんに誰か伝えて。
関西の政治家は、昨年の東京の電力カットによって産業がガタガタになったということを繰り返してはいけないと、製造業の大御所が圧力をかけ、取引をし、次の選挙で全面バックアップをするという言質をとりつけた(幻想です)が、説明されれば小学生でもわかるベリーベリーユースフル プロトコルは考えてくれなかった。

個人的には、電気料金の3段階、つまり使えば使うほど単価が上がるという、江戸時代、まるで水がなくて干上がってしまう百姓に水を売るみたいな、価格制度を、家庭に対して、20%ピークカットの要請信号を電力線経由で依頼し、それを了承し、1ヶ月間その倹約モードで運用した家庭に対しては、3段階目の料金単価を2段階にフラットにするとかを盛り込んでいただけると、みんなハッピーになるのではないかと思う。パッピーパッピープロトコルと名づけよう。