miniDSP

この言葉はTI社が使っている。DSPNECが最初に製品を作ったが、TIとアナデバがメジャーで残っている。TIは電源関係、携帯関係、そしてオーディオ系にそれぞれ特化した、そして複合した機能の中にDSPを組み込むというバリエーションを展開してきている。


たぶんTIとは違い、アナデバ系ではないかと想像するけど、
http://www.minidsp.com/
という中の一番ベーシックなモデルを注文した。来週には届くと思う。
foobar2000を使えば、3チャンネルステレオのチャンネルデバイダは実現できるし、投資額はごく少なくて済む。使っていたハードはCreativeのX-Fi。
その頃、今でもかもしれないけど、外部入力を使えない。ので、PC内の音源だけ。
そのあと、EVのDC-Oneを使い始めた。今はどうか知らないが、Windows7-64bitのドライバがないということで、面倒になってきて、ほったらかしている。
で、この会社はいつ設立されて、どこにあるのかがまだはっきり分からないが、モノは香港から発送される。
3年ほど前にやりたかったことが全部実現されているし、安い。
デジタル信号を入れ、DSPでクロスオーバーの設定をし、I2Sで次の段に渡せる。最終段だけつまりスピーカーをつなぐところだけアナログというやり方がパーツを組み合わせるだけで実現できる。だから音がいいとかいうのではないが、面白いと思ったけど、3年前には遊べるものはなかった。実現できる方法はあったけど。
音場補正のソリューションもある。
何が面白いって、3つのバリエーションがあるところ。
一つは、今回一番ベーシックなのをたのんだが、2入力4出力。ステレオ2Wayもしくはmono4Wayが作れる。
あとの二つは同じハードだが、2入力8出力もしくは8入力8出力。これは、単にポートを増やこともできそう。コントロールソフトが増やしたときに総合で制御できるようになっていないかもしれないが。
片チャンネル8出力があれば、8個のスピーカーを帯域と遅延時間をコントロールして、空間のオン場を制御できるかもしれない。というか、大きなホールやスタジオなどでは、それは一般的になっているが、数千万円のソリューションだ。それが、数万円の出費で実験ができるかもしれない。ただ、ただ自分のために。
たとえば一般的な3Wayにしても、中域に同じスピーカーを使うが、数十ヘルツ帯域をずらしてみるとか、遅延時間をずらすとか、移相はどうやればずれせるの?とかなんだかわくわくする実験ができそう。
原音忠実再生とかいう話でなく、ひたすら、自分の好きな音とオン場を形成するために手に入るおもちゃ。
TIのminiDSPも、I2Cでパラメータを送ると、特性を変更できる。
この会社のGUIのソフトは別売だがベーシックなのは10ドル程度。CUIでコントロールできる仕様が公開されれば、それはそれで、もっと遊べる。
理想を言えば、その曲名に合わせてプリセットを変更するとか、その曲が流れ始めて一回学習させれば、次は、自分のほしい補正に変更されているとか。ばっかみたい。そういうところに頭を使う必要はないけどね。
とかいうばっかみたいなことを多くの人がやれば、私のほしいソリューションはそこにあるって感じになる。


話外れるけど、50ドルほどのHDMI出力の出ているワンボードARMがぞろぞろ出始めてきた。これに、自分がほしいスマートテレビのソリューションを皆が作っていけば、最終的には、自分のスマートテレビが手に入ってしまう。Linuxと同様に、あるとあらゆるスマートテレビの機能を自分のほしいものを選ぶために有料でコンサルをするという商売も生まれてくるに違いない。いやないない。でも、その時には、テレビのパネルメーカーはあってもスマートテレビを作る家電会社は存在できなくなる。という妄想は外れてほしいところ。