EQ

複雑になりつつある。。。
今現在の回路; 単電源にした。動いているが、回路的に正しいのかが分からない。

RIAA偏差は低域で少しダレルが。というか、このダレを直す方法が分からない。本質的なものか。

LTspiceにある1kHzの発振器のFFT。十分使える。

2石の出力。盛大にひずんでいるが、回路としてほどほどに多いのかが判断できていない。

オペアンプを通った後のひずみ。

2次ひずみはそこそこあるが、3次ひずみが少ないので、THDは数%台かもしれないが、ひずみ感は気にならないかもしれない。もちろん、実際に試作して測ると、数値は悪化するのだとは思うけど。


トランジスタはバイアス回路が不可欠。動作上は電圧だけが問題だけど、その前にはMMカートリッジがつながるのだから、トランジスタのベース電流の影響はどこかに現れるかもしれない。つまり、トランジスタによって、ベース電流は異なる。バイアス回路自体にわりと多めの電流を流せば、ベース電流の変化を無視できるような初段にできるかも知れない。
そいう回路上の考慮が、はたして音に現れるのか。それとも、コンデンサ自体の音がはるかに影響力があるのか。何十年も触っていれば、トランジスタの気持ちになれるかもしれない。
それに、カートリッジというのは、いちばん不確定要素の大きい発電機ときている。方式だって何種類もある。巻き数もメーカーによって大きく異なる。発電機の言わんとするところを正しく増幅してあげないといけない。

FFTを計るには、100mVとかの入力を入れないといけない。
現実はもっと低い電圧しか入ってこない。発振器の出力を3uVにすると、ひずみっぽくなってくる。

0.5uVでは正しく増幅していないことが分かる。このぐらいの電圧って、ここにコンデンサが入っているのだから、もっと複雑な波形になるのかもしれない。

カートリッジの出力が3mVである。3uVは1/1000だから-60dB。0.3uVは-80dB。そう考えると、入力に1:5ぐらいのトランスで電圧を上げたほうが正しく増幅できるような感じがする。
逆に、このあたりのローレベルの増幅を正しく波形が崩れないようにして、300mV?ほど入ってもクリップしないというのが理想のような気がしてきた。が。それは可能なんだろうか。
もしローレベルの増幅がうまくいって、全体の増幅率が足りなかったら、それは、後ろに20dB程のアンプを入れれば解決すると思う。
エミッタ抵抗値を下げていくと、ローレベルの波形が改善されることは分かったが、入力電圧が高いとクリップする。
こういうところで苦労するんだろうと思う。