ふと思った。
放送局ではEQアンプの出力をMICアンプに入れていたのだろうか。
MICアンプはゲインが高い。なので、EQアンプの出力は低い。
真空管時代にそう決めたはず。
民生用はプリアンプの入力レベルまで上げないといけない。
その差はいくらなんだろう。20dBもあるのかな。
それが何に影響があるのかと考えるに、トランジスタ非線形素子である。というかオペアンプが使い物になるまでは、すべての素子がそうである。
非線形ではあるが、入出力特性で、直線性のよい部分はある。少ない。つまり、ひずみの少ない部分は狭い。だから、いいとこどりをしようとすると、増幅率は低くならざるをえない。
なんと都合のよい話ではないか。
そして、前にも書いたけど、三洋のテレビ用のデバイスみたいに、直線性がとてもよくって、余計な容量も少なめ。
昔にはなかったデバイスだ。
もしかしたら1石で二次高調波が-60dB以下にできたら、それは素晴らしいこと。絵に描いた餅かもね。